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スマホ、駅の液晶ディスプレイ広告、iPS細胞…
科学(化学)技術が加速度的に発達し、SF映画に描かれた近未来がまさに訪れようとしています。なかでも興味深いのは、人間のように質問に応える『しゃべってコンシェル』や人の代わりに歌を歌う『ボーカロイド』です。
しゃべってコンシェルはまだ限られたことにしか応答できないとはいえ、人間の頼みに応じて適切なプログラムを起動させる機能には驚きです。ボーカロイドもまた譜面通りの音を出すだけのプログラムですが、今や世界を魅了するヴァーチャルアイドルになりました。
10代の多感な心情を機械の声音で代弁するボーカロイドたちは、本当に少年少女らの天使なのでしょう。ホログラムを利用したボーカロイドのライブは風変わりに見えますが、『Greeen』もバーチャルライブを全国で開催するそうです。2.5次元のライブスタイルが浸透する日も近いです。

また震災を受けて、災害対策用ヒューマノイドの研究が進んでいるという話も聞きます。原発内部で階段の上り下りや端末の操作などをロボットにさせる場合、最も適しているのがヒト型だからだそうです。男の子なら誰もが憧れたロボットアニメの世界が到来するかもしれません。

ロボットやクローンをはじめ『人間の製造』は人類の野望の一つです。しかし人間を製造しようとする試みは、フィクションでは大方悲劇を生みます。AIを人間に近づけるために人を研究に用いたり、失敗作のクローンが人間に復讐したり…… 悲しいことに碌なことが起きません。特にクローンは。iPS細胞のニュースを見る度、期待と同時に不安を感じずにはいられませんでした。しかし人間の好奇心には歯止めが利きません。僕がお爺さんになる頃には、その気になれば人間のクローンを作れるほどに研究が進んでいることでしょう。人間並みの知能を持ったロボットやクローンが生まれたら人間と衝突するに違いありません。人間同士ですら平和を維持できないですから。

フィクションで語られた夢が今にも現実になろうとしているのに、素直に喜べないのがつらいです。ロックマンエグゼシリーズでコラム書こうと思っていたのに暗めなコラムになってしまいました。エグゼでもシリアスなこと書きそうなので信仰告白(荒木飛呂彦信者)するのが正解でした。気分転換に(上司の名前にかけて)勇者特急マイトガインの挿入歌でも歌ってきます。

高田馬場駅であのメロディーを聴くと色々考えてしまう戸川でした!

(戸川旅人)